2015年12月7日月曜日

12月6日(日) 第31回NAHAマラソン

42.195km グロス3'57''21,ネットタイム3'56'44 自己ベスト! 曇のち雨 25℃

前日から高温,雨の予報で,持ち物や服装などいろいろ悩みました。

数日前から「カーボローディング」と称して炭水化物を多めに摂取していましたが,それはいつもより多く炭水化物をとるだけの間違いローディングで,体重だけが増加していました。せっかく練習を積んできたのに,5日前から酒断ち,コーヒー断ちもしていたのに,失敗です。

8:20にはスタート地点にいるよう指示がありますが,例年よりも枠内に入るための時間取り締まりが厳しいと聞きましたので,それには遅れないよういつもより早めに会場入りしたつもりでしたが,7:30にアミノの集合場所につくと,皆さんほぼ準備を終え,スタートを待つ態勢になっていました。さすがです。私はそれから着替え,トイレを済ませ,時間ぎりぎりにスタート地点に到着しました。

朝からすでに小雨が降っていましたが,スタート地点に並ぶころには雨は止んでいました。気温は高かったのですが,ここで雨に降られると体が冷えると思って,ごみ袋をかぶって列に並んでいました。が,目論見はずれてみるみる青空が広がってきて日差しも強くなってきました。
暑い。慌ててごみ袋を脱ぎます。

今回のスターターはスリムクラブ。
せっかく小ネタを披露したのに,マイクの調子が悪いということで,同じネタを3回も言わされていていました。「これが沖縄らしいところですね」と本人たちも笑うしかない様子でした。

9:00ちょうどにスタート。
走り始めてすぐに,おなかが重いことに気付きました。
朝,うどんのほかにおにぎりを二つ出してもらい,二つ目を食べるかどうか悩んだのですが,結局食べてしまいました。1kmを待たずに,あのおにぎりに後悔です。その上,月に1日くらい走っても全然体が前向きになれず,姿勢をしっかり保てない日があるのですが,今日がその日であることが分かりました。体も心もなかなか前向きになってくれません。グニャグニャ走っている気がします。「今日は無理だな」と弱気な気持ちが浮かびました。同時に,応援してくれる家族や学生たちの顔が浮かび,そんなことを考えている自分に罪悪感を覚えました。


一応,上りが多い前半は少し抑えて,前半と後半をイーブンに走ることが今回の作戦でした。5'30/kmくらいで入り,ハーフは1'55~57くらい,と思っていましたが,最初の数キロは周囲の速さに流されてどうしてもペースが上がります。
また,アミノの皆さんの姿も見えて,皆さん結構速いので,「ついていこう」「いや,流されず抑えよう」という気持ちが交錯して,ペースの小刻みなアップダウンがありました。

また,特に仲井間を右折してからは,向かい風が強く,いつもよりも前傾姿勢で走らなくてはなりませんでした。津嘉山バイパスに入ってからの上りは特にきつく感じ,一時は5m付近に迫っていたOさん,Mさん,Kさんらの背中も遠く離れてしまいました。

東風平中を過ぎ,具志頭に向かう下りのあたりで,ようやくお腹がこなれてきて,苦しくなくなってきました。また,ようやく気持ちも前向きになりだしました。時計を見ると,11kmから14kmあたりは確かにラップが落ち気味です。これではいけないと,少しずつペースを上げ始めました。練習の時から意識していた5'30を思い出し,のぼりでも下りでも,それを下回らないことを意識することができるようになりました。

15kmから18kmあたりで,OさんやMさんに追いつきました。
20km手前の大きな坂も,何とか最小限の減速で登り切りました。
左手に海が見え始めると,ここから一気に下りです。下りながら,右ひざに痛みを感じるようになりました。まずいか,と思い少し減速し,走りながら膝を回して持ちこたえます。平坦に戻ると,痛みも落ち着き,再びペースを取り戻します。

中間地点でのラップを見ると1'57。色々あった割には何とか予定の範囲内です。
ここでKさんに追いつき,少し言葉を交わしました。
ここから前半と同じペースを保つことが必要になります。足はまだなんとか行けそうです。30kmからペースを上げられるようにと20~30は落ち着いていくことにしました。

この頃には日差しもなくなり,一面雲が覆うようになりました。雨は体を冷やしてくれるので私としては歓迎です。早く雨よ降れ,と祈りながら走りますが,なかなか落ちてきません。いつか降るだろうとスポンジをとるのを自粛していましたが,このあたりからはあきらめてスポンジに積極的に手を伸ばすようになりました。

糸満出身の学生が,「応援に行きます!」と言っていたので,そろそろいるかと沿道に目を凝らしていると,22km付近にいました。でも,全然こちらを見ていません。携帯をもてあそんでいます。
結局こちらから声をかけ,「バカ,しっかり応援しろ!」と説教してしまいました。「あー先生,待って」とあとから追いかけてきますが,待つ訳には行きません。
置き去りにして,先に進みます。

落ち着いていこう,と考えた割に,ペースは上がっていたようです。
姿勢も保ったまま,自然とペースが上がっています。調子がよさそうだったので,例年29km付近でトイレ休憩をするのですが,とにかく行ける所まで行こう,とさらに足を進めます。

しかし,疲労は着実にたまっていました。
30kmを過ぎて,「さあ,スパート」と思ってもなかなか足が思うように進みません。ペースを落とさないようにするのが精一杯です。そして,33kmを過ぎてついに足が止まりました。急にさび付いたようになって,一気にペースダウンしてしまいました。

そうなると,さっきいかなかったトイレのことが気になりだします。
トイレの看板が出ているのですが,視野が狭くなっているのかうまく見つけきれません。
34kmすぎで,サロンパススプレーを持っているお姉さんが見えたので,まずはスプレーをお借りして足中に振りかけます。それで少し余裕が出たのか,35kmすぎにトイレを見つけることができました。日頃の練習時の癖で,トイレ等休憩中は時計を止めてしまうので,上記のラップもその時間が抜いてあります。実際にはトイレと柔軟で2分弱時間をロスしていると思います。

しかし,これでずいぶん体が元気になりました。
再び,前を向いて走り出します。サロンパスがじわじわ効いてきているのが分かります。ありがとう!見知らぬお姉さん!

何とか5'30を目指し,足を前に出します。
名嘉地を過ぎてからは走っている人よりも歩く人のほうが目立ってきます。
自分よりも少し速そうな人についていく作戦で,引っ張ってもらいましたが,そういう人たちも急に立ち止まったり減速したりして,その都度目標を変えていきます。誰にとっても辛い区間です。

看板が残りのキロ数を刻むようになりました。
あと5kmの地点で,手元の時計で3’26くらいだったと思います。
途中トイレで時計を止めてしまっているし,頭も回らなくなっていて,4時間を切れるのかどうかもよくわかりませんでした。自己ベストは無理にしても,4時間だけは切りたい,という思いで走っていました。

残り4km付近でSさんに追いつきました。もう声も出ません。手だけ挙げて挨拶をします。
前を見ると,他にも数名アミノの皆さんが見えます。トイレ休憩にこんなに多くの方に抜かれたのかと愕然とします。とにかく,背中を追いかけます。

残り3kmを過ぎて,小禄イオン付近で,ついに雨が降り出しました。
もう少し早く降ってほしかったのですが,文句を言う暇もありません。
少なくとも先に二人,アミノの方が見えます。
Oさんとの差はなかなか縮まりませんが,Kさんは少しずつ近づいているように見えました。
せめてあそこまで,それだけを足を上げていました。

競技場に入り,昨年Iさんに抜かれたのを思い出しました。
「また来るんじゃないか」恐れおののいて後ろを振り返りましたが,今日はいないようです。
逆に,すぐ目の前にKさんがいます。昨年と逆の状況です。
男子高校生の応援が喧しく,集中できないよ,と思っていましたが,Kさんは,男子たちとハイタッチして逆にペースが上がったような気がします。
おいていかれてはまずい,とこちらもペースを上げます。
講堂の前あたりでやっと追い抜き,そこからは何も見えないくらい必死で走りました。
競技場に戻ってきて,家族がいるはずですがよく見えません。
最終コーナー付近でようやく発見,写真を撮るだろうと思い少しペースを緩めました。
相変わらずゴールシーンはヘロヘロです。

そこからラストスパートして,無事ゴール。
ゴールしてしばらく,歪んだ顔が直せませんでした。
今までのゴールで一番つらかった,という印象です。いつも思っている気もしますが。

完走証をもらって,はじめて自分が4時間を切っていることに気付きました。
その上,ネットは3時間56分44秒で,昨年よりも13秒早いようです。
ということは,自己ベストです。

雨が降りしきる中,Oさん,Kさんと給水カップで乾杯をしました。
いい仲間に支えられて,走り切ることができたことを実感しました。

その後は雨が強くなり,ランナーにとってはさらに過酷な環境となりました。
完走率は68.89%と,過去2番目に低い大会となったようです。3分の1が完走できなかったというのは,それだけ大変な環境だったということを物語っていますね。

今回は少ない練習量の中で,何とかここまで来たという充実感はあります。
一方で,この先を目指すには,練習量を増やさなくてはならないとも思います。
何とか練習時間を確保して,今度は沖縄マラソンでの4時間切りを目指したいと思います。

夜の打ち上げには参加できず,アミノの皆さん,申し訳ありませんでした。
皆さんお疲れさまでした。

沿道で応援してもらったたくさんの方々,家族にも感謝します。
ありがとうございました。




















 

2 件のコメント:

  1. カーボローディングは「炭水化物負荷法」です。
    炭水化物=Cm(H2O)n
    言い換えれば、水を負荷することにもなるのです。
    カーボローディング成功の判断は、体重が2・3日で数キロ増えることにあります。
    ですから、カーボローディング成功のが好記録に結び付いたのではないでしょうか。
    これからも一緒に走りましょう!

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  2. コメントありがとうございます!
    なるほど,体重が増えることは一つのバロメーターなのですね。水分はそれほど付加していなかったかもしれませんが,以前より後半持久力が上がったのはその影響かもしれません。
    勉強になりました!

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